秋田県軟式野球連盟70年史

- 白球との我が青春の思い出 -

(著)
秋田県軟式野球連盟

内容

秋田県軟式野球連盟が昭和21(1946)年5月に結成されてから70年。この間、幾多の先、先輩、同僚諸氏が1年1年積み重ねてきた努力により、わが連盟は古希という輝かしい節目の年を迎えることになりました。
 野球禁止令の戦中。敗戦時の混乱。その立ち直りを危惧する状態から、再建はスポーツ人によって始められました。想えばその道は困難であったが、これを克服し続けた先輩、同僚、青少年。今や、経済大国と称されるに至っております。
 学童から還暦までの競技スポーツ。職場のレクリエーションや早起き・ナイター野球などの生涯スポーツをはじめ、軟式野球は裾野が広く、国内そして県民も愛好者が最も多い。ただし、少子高齢化現象による人口減は急速に進んでいる。これに平成の大合併による新市町村発足に伴い、県連盟各郡市支部減による再編成の苦難を選手たちとともに乗り越えてまいりました。
 特に、この10年間は国体開催地8市町村が3市に合併統合になり、準備中の資料、スタッフの調整苦慮もありました。さらに、優勝という当然の自覚と至上命令の強化策。総合優勝による有終の美で終わった秋田わか杉国体。その後は高松宮賜杯全国大会の開催。27年は東日本大会等行事の多い節目となりました。
 県連盟は結成以来記念すべき年を迎え、これまでの足跡を辿り、成長記録とも言うべき『秋田県軟式野球連盟70年史』を発行することになりました。先に好評いただきました「40、50、60年史』に、その後の10年間の経過と思い出を取りまとめたものであります。
 これによって、今日に至った県連盟の過去を振り返り、今後の精進の糧となし得れば幸甚であります。みんなのカで、大きく達しく育てられることを祈念いたし、発刊に当たっての言葉といたします。(会長 発刊の辞から)

発行所
秋田県軟式野球連盟
発行日
2016/03/
ページ数
300ページ

秋田県軟式野球連盟 理事長 大久保正樹氏(S42卒)より寄贈いただきました。羽城館資料室蔵書。