選考基準
2013年11月01日更新
本書で取り上げた人物の選考基準は以下のようになっている。
- 一、本校の卒業者、すなわち、秋田高校同窓会通常会員であること。
- 二、中途退学者は、同窓会会則に準ずるものとする。
- 三、原則として、没後三十年を経過していること。
- 四、文化勲章、文化功労者、学士院賞・恩賜賞、芸術院賞・恩賜賞のいずれかの受章(賞)者。
※前記基準に一部満たない対象者が散見されるのは、原則論にとらわれることなく、人物評価において満場一致をみるに到ったからにほかならない
選考委員会に登場したその他の人物は下記のとおりである。
- 明治13年卒 石 田 八 弥(鉱山学の最先端を歩み、近代化に貢献)
- 明治19年中退 小 西 伝 助(鉱山・石油試掘採掘の他、近代文学史で著名)
- 明治23年卒 辻 兵 吉(秋田銀行頭取、貴族院議員)
- 明治25年卒 蒲 原 達 也(亀田町出身の実業家)
- 明治26年卒 長 嶺 俊之助(本校出身で最初の将官)
- 明治30年卒 佐 野 良太郎(医師、野球界貢献)
- 明治34年卒 橋 本 富 治(「種蒔く人」三羽がらすの恩師)
- 明治35年卒 田 囗 謙 蔵(号松圃、スケールの大きい文化人)
- 明治36年卒 石 田 直太郎(石田無得の直弟子、書家、漢詩家、万葉集研究家)
- 明治41年卒 佐 藤 六 蔵(柔道家、本校事務職員の名物先生)
- 明治41年中退 奈 良 環之助(民俗研究家)
- 明治43年卒 石 川 真 良(野球・慶大エース、甲子園球場の設計・起工に参画)
- 明治43年卒 斎 藤 武 雄(野球部、ブラジル移住第二号、カテテ米生みの親)
- 明治43年卒 渋 谷 源 輔(アルゼンチン移住第一号))
- 明治43年卒 進 藤 竹次郎(関西財界で活躍、東洋紡績会長)
- 明治43年卒 館 岡 剛 (本校出身で最初の神学博士)
- 明治44年卒 池 田 徳 治(秋田県知事)
- 明治44年卒 小 貫 正 夫(ブラジル移住功労者)
- 明治44年卒 木 田 篤 敬(病院経営、本校図書館に木田文庫)
- 明治44年卒 小 玉 確 治(秋田県酒造界におけるイノペーター)
- 明治44年卒 平 澤 長 吉(代議士)
- 明治44年中退 栗 山 篤(ブラジル農業功労者、ラミー栽培の始祖)
- 明治45年中退 伊 藤 徳五郎(アメリカに柔道普及、馬産家)
- 明治45年卒 石 田 友 治(号望天、キリスト教的人類愛と大正自由主義提唱)
- 明治45年卒 中 村 重 謙(東京高等商船卒、世界を回った後、中村輸船会社を興す)
- 大正 3年卒 長 崎 惣之助(国鉄総裁)
- 大正 5年卒 渡 部 純 司(第一回全国中等学校野球大会準優勝、捕手)
- 大正 6年卒 青 柳 安 誠(医学博士、京都大学名誉教授)
- 大正 6年卒 佐 藤 治三郎(海軍の名将)
- 大正 6年卒 安 藤 安 誠(京大名誉教授、医学博士)
- 大正 7年卒 小山田 四 郎(刑余者の更生保護、老人福祉に尽力)
- 大正 8年卒 柳 谷 清三郎(柔道家、代議士、能代市長)
- 大正 9年卒 山 崎 真一郎(郷土史家、秋田地方史研究)
- 大正10年卒 菊 池 栄 一(ドイツ文学者)
- 大正11年卒 大 島 長三郎(青江舜二郎、劇作家)
- 大正11年卒 佐 藤 文 雄(洋画家)
- 大正12年卒 築 地 俊 龍(野球部、立教大学エース、函館オーシャン倶楽部)
- 大正12年卒 藤 田 渓 山(僧職)
- 大正12年卒 伊賀山 光(映画監督)
- 大正13年卒 小 畑 勇二郎(秋田県知事)
- 昭和 2年卒 佐々木 義 武(代議士、国務大臣)
- 昭和 3年卒 長 瀬 直 諒(舞台装置美術家)
- 昭和 6年卒 鈴 木 一(代議士)
- 昭和10年卒 川 囗 大 助(秋田市長)
- 昭和15年卒 伊 東 糾(秋田高校保健体育教師から芦屋高校へ、スポーツ分野貢献)
- 昭和31年卒 佐 藤 周 子(がん細胞構造体研究で猿橋賞受賞)