月光の奪還
内容
わしはまず魂で勝つ。倒れおった仲間の無念を雪ぐんや。
昭和20年4月27日、満月の夜。
穴吹隊長から秘策を受けた「月光奪還隊」の4人は、米軍の野営地に建つ洋館へ向かった。胸には穴吹部隊の徽章、血で描いた「マサカリ」。手には英語で「ピアノを弾かせろ」と書かれた旗。そしてベヒシュタインが華麗に鳴り響き、作戦は始まる。愚弄され、汚された日本人の魂を取り戻すために-。
―祖国の誇りをかけた男たちの戦いを描いた長編小説―
秋田高校ラグビー部出身の 伊藤 博基さん(S52卒)のデビュー作「月光の奪還」です。戦争を経験した方々の代弁者として思いを伝えたい、との思いで執筆されたそうです。
読者からも、「読後感が爽快・痛快」などとレビューが寄せられているようです。