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2016年10月14日 平成27年度入会式先輩激励の言葉要旨

 平成28年2月29日に行われた、平成27年度同窓会入会式の先輩激励のことばは、平成16年卒須田紘彬さん(秋田就職総合研究所 代表)がお話ししました。その要旨について、「同窓会だより」に掲載を予定しておりましたが、誌面の都合でできませんでした。当HP上で、紹介いたします。
 なお、諸事情により、HP掲載が非常に遅くなりましたことを深くお詫び申しあげます。
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 みなさん、ご卒業おめでとうございます。と同時に同窓会への入会もおめでとうございます。ご紹介いただきました平成16年卒の須田と申します。当時、私も「なぜ同窓会に入らなければならないのか」ということ考えながら皆さんと同じその場に座っていたことを思い出しました。

 さて、自己紹介をさせていただきますと、私は今、大学生の就職支援をしています。つまり、たいていの大学生は「やりたいことがわからない」と相談に来ます。もし皆さんの中で、やりたいことを見つけに大学に行こうと思っている方がいれば、ただ過ごすだけではやりたいことはみつからないと断言します。今日は「ではどうやったら見つかるのか」のヒントをお話しできればと思います。

 それは3つあります。
 ・目的と目標
 ・年代を超えた友達
 ・BtoBの企業

【目的と目標】
 受験も就職活動も、目標に過ぎません。何のためにその大学に入るのか、その学部に入るのか、その会社に入るのか、その目的意識が重要です。さぁ皆さんは、何のためにその大学に入るのですか?すぐ出ない人は、卒業するときにも見つかっていませんよ。医療系など専門の方も同じですよ。医者になる、看護師になる、作業療法士になる、それでどんな病院で、どんな同僚と、どんな土地で働き、どんな人とどんな家族と一緒にいたいのか。専門性のある方向にある人も就職で目的が止まっている人が多いと思います。就職もあくまで目標。生き方を考えないと「やりがい」も「個性」も見つけることができません。

【年代を超えた友達】
 大学生の就職活動を支援してきて、社会に出て活躍できる人とできない人の明確な違いは2点あります。1つは大人にも負けない実用的な専門性です。「実用的な」と言ったのは、学外で活動していることを強調したかったからです。大学はアカデミックな場、つまり学術研究がメインで、実践とイコールではないことがあります。簡単に言うと「その研究は何の意味があるのか」ということが、反映されにくい基礎研究がメインです。企業などの研究は、「どうすれば使いやすいか」「効率が良いか」というメリットが見出しやすい傾向にあります。ここで言いたいのは大学の研究は意味がないということではありません。大学の基礎研究と、企業の消費者向けの研究をバランスよく行って欲しいと思います。のほほんと聞いていませんか?ここで疑問を持たない人は、大学に行っても「やりたいこと」は見つかりませんよ。
 じゃあ、どうしたら企業の視点を取り入れることができるのかという具体的な手段を考えるようにしてください。
 キーワードは「インターンシップ」です。就労体験と言ったりします。学生が企業に行って、見学をしたら実際に仕事を体験してみます。商業・工業高校では授業の一環として組み込まれていますが、進学校では行っていません。そのため、大学生の1、2年生のうちにはインターンシップには馴染みがなく経験しないまま就職のためのインターンシップに行くことになります。是非、大学1年生からインターンシップに行ってみてください。

 社会に出て活躍できる人とできない人の明確な違いの2つ目は、大人と話す事に慣れているかどうかです。分かりやすいところが面接です。面接で緊張してしまう、面接では言いたいことが言えない、入社後もクライアントにプレゼンできない、これらは全て年代の違う人と話すことに慣れていないことが問題です。
 じゃあどうしたらいいのか。今できなくても、どうしたらできるようになるのかを考える癖をつけましょう。
 一番簡単なのか親戚のおじさんと話すことです。つまり、正月や盆などの季節行事でいいので親戚の集まりに行き、食事をしながらでも会話をすることです。どんな仕事をしているのか、辞めたいと思った時はどんな時か、辞めずに踏ん張れたのはなぜか、そんな話でいいと思います。

【BtoBの企業】
 みなさんがよく知っている企業というのは、BtoCと言われる消費者向けの商品、サービスを提供している企業です。コンビニや、スーパー、シャーペンや飲み物、車などですね。
 一方でその工場からお店に運ぶ運送や、工場の機械を作っている会社、パッケージのデザインを考える会社、レジのPOSシステムを開発する会社、などなど、普段我々が接することのない企業の方が世の中では多いです。このような企業をBtoBの企業といいます。
 自分のやりたいことを見つけるためにも、世の中にどんな生き方をしている人かいるか知るためにも、このBtoBの企業について知っていただけたらと思います。
 さぁ3つ目。どうしたらBtoBの企業を知ることができるでしょうか。それは、アルバイトをBtoBの企業ですることです。例えば、営業やコールセンターなどで交渉やコミュニケーションを学んだり、経理やデザインのアルバイトをするなどです。良くある飲食店での接客や、販売のアルバイトの時も、関わっている業者の方と話すようにしてみてください。特に首都圏に出られる方は営業や事務のアルバイトも多いため、積極的に探してみてもらいたいと思います。

 長くなりましたが、まとめさせていただきます。今後20年で、現在ある仕事の半分がなくなるとすら言われる時代です。仕事で選ぶのではなく、社会に通用する人材になっていただきたいと思います。条件は何度も言いますように
 ・できないことを「どうすればできるか」にする課題解決能力
 ・価値観の違う多世代と会話できるコミュニケーション能力
以上の2点です。
 そのために、どこで誰とどんな風に生きていきたいのかをなんとなく決めて方向性をつけ、インターンシップやアルバイトをちょっと違う視点で探し、普段から社会人と会話をする機会を増やすだけです。
 皆様のご活躍を楽しみにしています。本日は、同窓会の入会、誠におめでとうございます。ご静聴ありがとうございました。

2016年10月14日 平成27年度総会講演要旨

 平成27年度総会記念講演の要旨を「同窓会だより」に掲載予定でしたが、誌面の都合上掲載できませんでした。HP上に掲載し、みなさんにご紹介いたします。
 なお、諸事情により、HP掲載が非常に遅くなりましたことを深くお詫びいたします。

日本の文化と秋田の文化
―私と秋高、そして今、文化を考える―
   東京国立博物館長 銭谷 眞美(昭和43年卒業)
○秋田への思いと秋田高校で学んだこと
 先年亡くなった父象二郎は、昭和14年の旧制秋田中学卒業である。父の遺品を整理していると、文箱に、土崎の港まつりの歴史についての文章などとともに、秋田中学の同級生の葬儀での弔辞の原稿が残されていた。水泳部での苦しい練習の結果、東北大会に出場出来たこと、卒業後同期10人が集まり「十志会」を結成し楽しく交友したことなど、中学時代の友情は、生涯の宝である旨が綴られていた。
 私は、父の影響もあり、秋田高校に進学した。多くの尊敬できる先生と友人に恵まれ、長い人生からみればたった三年の高校生活ではあったが、人生において極めて重要な意味をもつ三年間をすごしたと思っている。
 とりわけ、鈴木健次郎校長先生には、自立した人間として自覚的に生きることの大切さ、個人の欲望を抑え世のため人のため生きる民主主義の根本思想をお教えいただいた。「汝、何のためにそこに在りや」は私の座右の銘となった。
○文部科学省、文化庁で感じたこと
 文部省入省後、鈴木先生も終戦後、文部省社会教育課に勤務され、「公民館運動の父」と呼ばれていたことを知った。私は、次官就任時の職員挨拶で鈴木先生の「白鳥芦花に入る」を引用して公務員のあるべき姿を語ることができた。
 人は教育によって人間となり、文化は教育によって継承される。教育はまさに社会存立の基盤である。教育行政の基本は、教育の機会均等の実現と教育水準の維持向上を図ることにある。
 私は、36年間の文科省の勤務を通じて、主として学校教育の分野で、子どもの急増急減に対応した学校の設置、教員の人材確保と給与改善、教育内容や教科書の改善、などを担当した。とりわけ教育課程の基準である学習指導要領の改訂に4度にわたって関わったこと、校内暴力、いじめ問題への対応、全国学力調査の実施などは心に残っている。
 平成12年に総理直属の教育改革国民会議担当室長となり、教育の憲法とも言うべき教育基本法の改正に取組み、平成18年に60年振りの改正ができ、翌年、いわゆる教育三法の成立をみたことは、忘れられない思い出である。これにより教育の目的目標が明確化され、日本人としてのアイデンティティをもった人間、社会人、国民の育成が図れることを期待している。
○日本の文化と秋田の文化力
 私は故河合隼雄長官の下、文化庁に勤務する機会も得た。河合長官は「文化で日本を元気にする」をモットーに、文化を楽しむ生涯学習の推進に努められた。世界遺産、国宝に代表される有形文化財、伝統行事芸能などの無形文化財、そして、多様な芸術創造活動。私はこうした幅広い観点から日本文化や秋田の文化について考えるようになった。秋田は古代から近現代に至るまで、例えば北前船にみられるように、国内外各地との文化交流が独自の風土の下で重層的に積み重ねられ、魅力的な文化を形成している。文科省や博物館に勤務した立場からみると、故郷秋田の教育や文化はもっと語られるべきものと思っている。
 私は秋田に生まれ、秋田に育てられた。これからも教育や文化の仕事を通して社会に貢献していきたいと思っている。